板橋CITYマラソン撃沈しました
初マラソンとなった板橋CITYマラソンですが見事に撃沈しました。
右足の調子がわるくなり、大会一週間前は1回三キロぐらいを1日おきに軽く走るぐらいに留めておきました。おかげで足の痛みはなくなったのですが、走れていないのでタイムは狙えないと思いつつ、それでもうまくいけば狙ってみるかと思って大会に臨んだのですが...
5K付近で足の調子が怪しい感じで、7K付近で完全に足の不調が発覚、だましだまし走ったのですが、12K付近で歩きが入りました。
歩く分には痛みはないのですが、右足ヒサがかなり痛く、走ったり歩いたりを繰り返したのですが、後半25Kぐらいからは、ほぼ歩きでした。
早い段階で痛みが出たので通常であれば棄権するところでしたが、初マラソンということで子供達にかなり風呂敷を広げていたので棄権しずらかったのと、初マラソンという自分内でのお祭りだったこと、歩いている分には痛みはなく大丈夫だったので、完走まで持っていきました。
タイムは
- グロスで6時間50分
- ネットで6時間30分
板橋CITYは制限タイムが7時間なのでギリギリです。走る前は制限時間等まったく気にしてなかったのですが、制限時間が長い大会で助かりました。
板橋CITYマラソンではなく、板橋CITY歩け歩け大会でした。
そんな失敗の記録です。
起床から出発まで
- 5:30 起床
- 5:40 おにぎりを2個とおみそしる。バナナも用意してあったけどそんなに食べられませんでした。
- 6:40 家を出発
朝は必ずコーヒーを飲みますが、前回の江東シーサイドハーフマラソンでは、レース中にトイレに行く失敗があったので、コーヒーの代わりにオレンジジュース。(朝のルーチンみたいになっているので、朝コーヒーをのめないのは自分的にかなりつらいです)。しかし今回一度もトイレにいきませんでした(7時間もあったのに)コーヒー抜きがかなり効いたみたいです。
走った後はおなかがすくので、妻におにぎり2個作ってもらって家をでました。
スタートまで
- 7:32 蓮根駅着
- 7:50 現地着
- 8:30 トイレに並ぶ
- 8:50 トイレ終了
- 9:00 スタート
蓮根駅までの電車は、ほぼ座っていけました。三田線では明らかにランナーの格好の人が多数で、気持ちが高ぶります。蓮根駅で車両のほぼ全員が降りるような感じです。さすがに駅は混雑してましたが、渋滞するような込み具合ではなく、そのまま流れに乗って会場まで歩きます。会場までは徒歩で15分。やはりちょっと長いです。
会場に到着すると、人が結構います。堤防の所でビニールシートをひいて着替えをしている人が多数。私も適当なスペースを見つけて、上着とズボンを脱いで準備しました。
天気予報では寒くなるような事を言っていましたが、そんなに寒くありません。手袋とウインドジャケットを装備するか迷いましたが持たずに準備完了。
ジェルを1本飲んで、妻にGoogleMapの位置共有をして、足にチップをつけて、あっという間に準備が終わってやることなし、そわそわするので、荷物を預けに行くことにした。
荷物預け場所はなんか、すごく並んでいたけれども、ビニール受け取りの列が並んでいただけなのか、中に入ったらガラガラ、きっと何か誘導が間違っていた感じ(まぁいいけど)「ビニールに入れなくても札がつけてあればいいですー」と盛んにいっていた。
荷物を預けた後、企業ブースがあったので、見てみるが、なんかいろいろもらえそうだけれども、荷物預けてしまった後で、もらうにもらえない。荷物預ける前に見なきゃと反省
模擬店エリアを発見、すごい数や!さすが1万人規模の大会!絶対帰りに食べていく!とちょっと感動
そのあと、トイレいかなきゃと、スタート地点より離れたトイレに並ぶ、あまり並んでなかったので、すぐに終わると思いきや20分ぐらい並ぶ事になった。(原因はよくわからない)
トイレを終えJブロックへ向かうけれども、Jブロックは遠く(最後尾から1つ前のブロック)なかなかたどり着けない。たどり着く前にスタートとなってしまったが、まぁもともと最後からだからと思って焦らない、焦らない。ランナーと反対の進行方向と逆に歩いてく。結局適当なところで、列のネットを外してくれるのでようやくランナーが走るルートに合流できました。
慣れた人はスタート地点付近で待っている感じでした。最後尾スタートで良いのなら、その時点のスタート付近のトイレも空いてましたしそれでいいのかと思います。
スタート
スタートは20分遅れです。もともとJブロックですから、ネットタイムしか興味ありませんので、何分遅れようが無問題です。
スタート渋滞もそこそこありますが、キロ6分20ぐらいでもぞもぞと進んでいきます。まぁ、最初はこれぐらいでいいかなと思い、ちょこちょこと端っこを走り抜いたりしながら進んでいきました。
5K付近で足がなんだかおかしいなぁという感じになり7k付近で、あーこれはやばいや後半どこかで来るなという感じでした。
- 5K ラップタイム 33分12
- 10K ラップタイム 34:39
足に負荷がかからないように気を付けて走り、キロ7分ペースまで落ちていきます。もう集団の中から出ないで、周りのペースに合わせる感じでした。
12K付近で、足の痛みが我慢できずに歩きが入りました。周りはほとんど歩いている人がいませんので、周りの迷惑になります。ごめんなさいと思いつつ端っこを歩いていきます。
残り30Kもあるので棄権も考えたのですが、中間点付近で家族が待っているので、そこまで行ってから考えようと思い、歩いたり、走ったりを繰り返します。
中間地点
この辺りは、時々走る場所なので落ち着きます。棄権用のバスが並んでいて棄権するかと一瞬頭をよぎるのですが、でも家族応援の場所は折り返した後、ここで棄権するわけにはいきません。
中間地点で関門の存在に気が付きます。ついたのが12時だったので、ほぼ30分前です。一応制限時間は7時間というのは覚えていたので、制限時間が長い大会で良かったと一安心。棄権するか頑張るか迷ってはいるものの時間的には大丈夫そう
関門時間
- 中間地点3時間30分(12:30)
- 38.6km地点6時間30分(15:30)
中間地点を過ぎて家族の応援と合流、歩いているところ見られてるし(というか、見られている所だけ走ろうと思ったけど、そこだけも走ることができなかった)ちょっと情けないなと思ったけどどうにもならず。
「とうちゃんだめやん」とも言われず。みんな暖かく迎えてくれました。そして、「完走だけしてくれば」と妻の声。まぁ歩く分には痛くないですし、このまま終わらせるのもちょっと父的プライドもあり行ってくるかという感じで、出発しました。
家族と別れとりあえず見えなくなるまでは走ろうと思ったけど、100mも走れずとぼとぼと歩き始める。走ったり歩いたりの繰り返しです。
30K付近ではこの時間
もう歩いたり、歩いたりです。走ることはできなくなりました。
30キロから約1時間かかっています。キロ12分!のペース
まぁ、いいことは、全部の給食寄ってきました。アンパン、バナナ、おにぎり、ナッツ、飴玉すべて制覇です。
すごいのは、売り切れないんですよね。ほぼ最後尾にも関わらず。結構あまっています。とても助かりました。給食の人から、「食べ放題!食べ放題!どんだけ食べてもいいよ!」と
撤収をしつつでも、ちゃんと遅い人のために残しておいてもらいとてもありがたかったです。
最終関門
最終関門7分30秒前通過!
時計がいろんなところにあったので、そこは全部関門かと思っていたら違いました。
関門のちょっと前のスタッフさんが、関門まであと700M、あと何分でと言ってくれて、関門の事すっかり忘れていた自分に気が付きます。急がなくても追加できるタイムだったので良かったのですが、トイレなどゆっくり行ってたら危なかったかも
もうこの辺りになると、周りは走っている人はいません。すべての人が歩いています。
走れる人は前に行っています。走れないゾンビ軍団がトボトボ歩いている...
皆足が痛いんだよな、走りたくても走れないんだよな
歩くだけなので全然きつくはないわけで、前を向いて歩くだけ。
最後の2Kぐらいは、びっこをひきながら走ってみました。反対の足に負荷をかけても2Kぐらいなら持つという判断、究極のネガティブスピリット!!心拍など全然余裕ですし、ガンガン抜きまくります。(だって皆歩いてるし)
ということで、グロスタイム6時間50分でゴールをしました。
残り10分でした。今気が付いたのですが、最終関門を通過したのでもう大丈夫だと思って安心していたのですが、ゴール7時間以上になったら完走にならなかった気がします。(どうなんでしょ実際)
ゴール
ゴールしても結構元気、チップを外してもらい、そのまま誘導されると、シャーベットステーション!
超有名なシャーベット頂きました(寒かったけど)
そのまま、荷物受け取りをして、着替えのテントへ、ガラガラなのでテント内で普通に着替えができました。
そして、外に出ると、出店ブース撤収してます!あー色々見たかったのにー
もしかして!と思い模擬店エリアに向かうも!撤収準備!タニタカフェも閉まってる!
制限時間内ギリギリに到着するとどうなるのかお勉強になりました。
1店舗だけ、微妙に撤収が遅い所がありました。トン汁150円が100円!じゃがバター150円が100円!と張り紙有。
おばちゃんに声かけたら、「うーんトン汁具がねー具がないのよー」といいながら、下の方から具を集めて集めて入れてくれました。(ありがとう)
おにぎり(持ってきててよかった)と、あたたかいトン汁、じゃがバターを食べながら撤収作業をまったりと眺めていました。
帰り
一息して帰りますが、撤収早いですね。あっという間に人がいなくなりました。
無料バスの出発場所は丁寧に誘導してもらえてわかりやすかったです。「そろそろ最終バス」ですとのアナウンスがありました。もう歩くのは飽きたので急いで乗り込みました。
浮間舟渡駅に到着、新宿方面の電車に乗ります。最初座れませんでしたが、2駅ぐらいの赤羽駅で大量に人が下りて行ったので座って帰ることができました。
レースまとめ
例年風がすごい吹くといわれていますが、ほとんど吹かなかった印象です。3週間前に試走した時と全然違い走りやすかったです。
また気温の方も、汗が出て顔に塩がでるレベルで塩分補給ちゃんとしないとやばいなという感じでしたが、後半は心地よい感じでした。歩いているので体があまり温まらずウインドブレーカー持ってこればよかったと思いましたが、まぁ7時間の後半なので皆さん走ってない時間帯ですね。
完走証はあとから郵送との事は知っていましたが、なんか物足りないです。その場でもらえるとうれしいなぁと感じました。
くやしい
ランニングを初めて、ほぼ1年となります。自分の性格的にランニングを習慣にするのは難しい事がわかっていたため、いろいろな手を使って習慣化する工夫を凝らしました。マラソン大会に出場することもその一環でした。
コツコツと頑張ってきたのですが、結果として出たのは、ほぼ7時間というタイムです。よく芸能人がマラソン大会に出る!と宣言して、ろくに練習をせずに、キャッキャいいながら出場して出すタイムと結果として同じです。
1年かけた物が失敗したのは、かなり悔しいのですが、いい年ですし、今までがんばっても結果が出ない事は沢山ありました。全ての物事は、結果よりも内容が大事な事も知っています。内容よりも結果が大事なケースがあるのは、他人にかかわる事と、只の言い訳に使っている事ぐらいです。
今回何時間も歩いてその間暇で色々考える時間がありました。自分の思い通りにならなくて悔しいという気持ちはありましたが、不思議に精神的な苦痛を感じる事はありませんでした。走ることはできませんでしたが、フルマラソンに出場するまで、がんばってこれた自分に満足していたからだと思います。その記念に完走までもっていったのだと思います。わかったのは、マラソンは自分自身と向き合うスポーツで、自分が満足できればそれは成功だし、いいタイムが出ても自分が満足ができなければ失敗だという事です。非常に自分の性格的に合っているスポーツなんだという事を知りました。
最後は読書感想文みたいな話を書いてしましましたが(最近よく子供の宿題を手伝わされます)、今回のようなケースはなかなかないので、自分の記念に?少し書いてみました。
まだ、足は痛くて走れませんが、次に向けてまた走り出したいと思います。